技術とデジタルの融合で、未来の社会基盤を創造する

株式会社エイト日本技術開発(EJEC)は、社会インフラの整備と環境保全に取り組む中で、DX(デジタルトランスフォーメーション)を経営の柱と位置づけています。
また、長期ビジョン『E・J-Vision2030』に基づき、次世代の社会ニーズに応える未来型社会インフラの実現を目指しています。
第5次中期経営計画(2021~2024年度)におけるEJECの取り組みでは、基盤整備・強化を進めながら、バリューチェーン全体をDXの視点から再構築しました。これにより、生産プロセスの効率化、人材戦略の高度化、さらに持続可能な社会への貢献を実現しています。この計画では、攻めのDXとして新商品・サービス開発を積極的に推進し、守りのDXとして業務効率化やリスク管理の強化を図るなど、デジタル技術を活用した革新を進めました。
現在は、第6次中期経営計画(2025~2027年度)が進行中です。この計画では、DXの進化とともにAI・IoTを含むデジタル技術を活用しながら、ソリューション開発を特に重点項目として掲げています。また、官庁市場だけではなく、民間市場への事業拡大を目指し、地域課題に応じた価値創造型ソリューションの提供を加速しています。さらに、他社との共創イノベーションや新規事業への挑戦を通じて、新たなインフラ技術を開発し、安全かつ夢のある持続可能な社会構築に寄与しています。また、EJECでは、人的資本経営を推進し、次世代の人材育成に注力することで、ダイバーシティ経営の深化を図っています。企業内学校「EJアカデミー」を通じて、OJTでは習得が難しい技術やノウハウ、暗黙知を体系化し、生産性向上とスター技術者の育成に取り組んでいます。さらに、ハイブリッドワークや業務効率化を視野に入れ、新しい働き方を整備することで、社員の働きがいと職場環境の改善を進めています。
EJECは、「価値ある環境を未来に」というブランドメッセージを体現すべく、DXを中心に技術と創造力を融合させることで、社会課題の解決と持続可能な未来の社会創造に最大限の努力を注いでまいります。

(EJECの第5次中期経営計画(2021-2024)はこちらをクリックして展開)

EJECの第5次中期計画(2021-2024)  

4つの基本方針と戦略

1. ESG経営の推進

  • 持続的成長を可能とする経営基盤を整備する。
  • ガバナンスに基づく経営を実践し、SDGs目標実現に向けた取組みを実践する。
  • 多様な働き方のできる環境作り、ワークライフバランスの実現を図り社員満足度を向上させる。

2. コア技術の深化・新分野への進化

  • コアとなる技術を明確にし、技術力を強化し国内外に展開(深化)するとともに、DX推進等により新分野開拓を進める。

3. バリューチェーンの進化

  • 営業、受注、生産等の一連の業務プロセスとそれを支援する管理・経理業務を含むバリューチェーン全体の進化により、 業務の効率化・生産性の向上・成果品質の確保を達成し、収益性や顧客・社員満足度を増大させる 。

4. イノベーションカルチャーの醸成

  • プロフェッショナル精神の醸成、全体最適の追求、より豊かに、より誇り高い企業へ繋がる働き方改革を推進する。

実施体制の整備

計画の実現に向け、新たに3つの組織を設置し、体制の強化を図ります。

  • DX推進室
    総合企画本部内に設置
    ■社内デジタル化(DX)推進のための企画運営
    ①社内業務のデジタルプロセスの見直し
    ②技術および営業DX推進
    ③DXに関連する商品開発(インフラ長寿命化、情報通信など)およびその支援
  • EJイノベーション技術センター
    (EJITセンター)

    技術本部内に設置
    ■災害リスク研究センターを発展拡大
    ①災害リスクグループ:地震防災、土砂・火山防災、水防災に係る研究~技術開発
    ②データサイエンスグループ:各種データを活用したICTやAIの活用技術の開発と社内各部門への技術指導
    ③インフラ技術グループ:インフラ整備全般に関する新しい技術の開発やその社内浸透~活用に役立つ活動
  • EJアカデミー
    技術本部内に設置
    ■多様な技術に興味を持つことや技術力向上への意識を高める
    ■OJTでは身につかない専門及び応用技術の向上
    ■業務上のノウハウや暗黙知の伝承
    ■生産性~品質の底上げ、トップレベル技術者の育成、会社知名度アップや技術ブランドの確立~維持

DX戦略

第6次中期経営計画(2025~2027)において、「革新と進化」をテーマに、長期ビジョン2030の実現に向け3つの基本方針と6つの戦略を掲げています。(ミッションの掲載箇所のリンク)各戦略の基盤となる共通的なDX戦略として以下を推進します。

  • 新しいIT基盤がもたらす
    効果の最大化
  • 人とデジタルツールの
    融合による業務改革
  • 情報漏洩への対応措置の確立

実施体制

PI本部

DXをより戦略的に推進する組織
「PI(プロセスイノベーション)本部」を新設しました
DXの効果最大化と業務効率化・業績数値予測の精度向上、生産性向上を先導
最新の生産性技術導入支援、デジタルツール活用による業務プロセス効率化等を推進

AIラボ

AI活用を推進する部署「AIラボ」を新設しました
技術者支援システム等の開発・開発支援、PI本部などと連携し、AI活用の推進を図る

人材育成

EJECでは、社員一人ひとりがデジタル技術を活用し、価値を創造できる人材となるよう、育成と支援に力を入れています。
詳細は、キャリアアップ制度のページをご覧ください。

取り組み事例

SAP/Salesforce導入による意思決定の迅速化

業務の効率化と意思決定の迅速化を目的に、2024年6月より基幹業務システムを全面刷新。2023年度に導入した周辺システムと連携させることで、データの一元化と可視化を実現しました。

プロセスマイニングによる業務プロセスの可視化・改善

Box導入による情報共有と業務効率化

ServiceNow導入による業務プロセスの統合と自動化

SAP Concur導入による経費精算業務の効率化

SAP SuccessFactors導入による人材管理の高度化

クラウド型外線通話サービス導入による業務効率化と働き方改革

EJイノベーション技術センターを拠点とした先進的な技術開発

KPI・成果指標

DX戦略の達成度を測る指標として、以下の指標を設定し活動を進めて参ります。

情報セキュリティへの取り組み

情報セキュリティの取り組みについては、情報セキュリティーポリシーのページをご覧ください。

DX認定情報 

経済産業省の定めるDX認定制度に基づく「認定事業者」としての認定を受けました。
 認定の適用日:2024年1月1日